FC3S購入までと、購入後4ヶ月のトラブル一覧

KeijiroToyoda
Dec 8, 2020

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こんにちは、toyojuniです。今回は東京大学航空宇宙工学科/専攻 Advent Calendar 2020 8日目の記事としてこちらの記事を書かせていただきます。

そもそも自分は3月に学部を卒業して就職しているし、航空宇宙に何の関連もないブログな訳ですが、まあ卒業生は自分だけではないし、航空宇宙に何の関係もないことを書くのは毎年のことなので、ご愛嬌。

ほんとは真面目なテーマも検討してたんですが、書く時間がなくなったので愛車ネタで。工学部のオタクはこっちの方が好きでしょ。

背景

そもそも僕は文京区で一人暮らしをしていたわけですが、コロナが猛威を振るい始めた3月頃に家庭の事情で横浜の実家に帰らなくてはいけなくなりました。となると、当然一人暮らしも解約するという流れに。

そうなるとこれまでかかっていた家賃光熱費のお金が毎月浮くわけですが、残念ながらそれを貯金する知能も持ち合わせていませんでした。

そんな自分の行き着いた結論は「車を買う」でした。実際浮いた家賃光熱費をローンに回せば、多少背伸びした買い物でも何ら差し支えはないわけです。

そんなこんなで僕の子供部屋おじさん w/ 車としての人生第二幕が始まりました。

車を選ぶ

緊急事態宣言で家から出られない間、貪るようにカーセンサーを見ました。いいサービスですね、東京駅に足向けて寝れません。

実は、自分はドライブこそ大好きでも車の種類に関しては全然詳しくないドのつく素人。友人の助言も借りつつ様々な車を見たのですが、古着とフィルムカメラが趣味の自分の行き着く先はやはり旧車でした。

車ド素人がリファレンスにするものは何か。それはもちろん不朽の名作『頭文字D』。「イニDに出てくる車にしよう!」ってほど短絡的な思考だったわけではないですが、イニD登場車を足がかりに近い年代の車などを色々と漁りました。

FC以外で検討していたのだと、FD・180SX・MR2・セリカXX・ランエボ・NSXとかですね。NSXは予算的に無理だったんですけども。リトラ好きがバレバレ。

結局、落ち着いたのはFCでした。これはカーセンサーでいい巡り合わせがあったというのも大きいんですが、明確にFCという車には他とは違う惹かれるものがあったんですよね。

FCって何?

マツダ RX-7の大きなくくりで3つ存在する型式のうち、2つ目の型のことです。3つ目の型はFDと呼ばれますが、FDと比べると直線的なフォルムが特徴です。

FDはいまだに街中でも全然見るんですが、FCは本当にいないですね。街中で見かける率は FC:FD = 1:10 くらいだと思います。

ちなみに、イニDで言うと高橋涼介が乗ってるのがFCで、高橋啓介が乗ってるのがFDです。

RX-7やRX-8は世界でマツダしか実用で生産していないロータリーエンジンで動くことで有名です。

購入

この笑顔である

カーセンサーで狙いを定め予約し、6月21日に西大井の中古車ディーラーに出向きました。

ディーラーに到着してFCの後ろ姿が見えた時の感動は今でも忘れられません。「え、32年前の車なのにこんな綺麗なの!?」とぶったまげました。実は自分のFCは購入時点で走行距離4.05万kmと言う極上の玉なのですが、それにしても綺麗な純白のボディに完全に心を奪われました。

試乗までさせてもらえたので、その場で即決。

ローンなら家賃に比べて負担は軽いとはいえ、車買うのが初めてのやつが32年前のロータリー車を買うとは、よう思い切ったなと思います…人生は冒険や。

軽くスペック

型式: E-FC3S
年式: 昭和63(1988) → なのでFC前期型に当たる
走行距離: 4.05万km
グレード: GT Limited → サンルーフやオートクルーズ機能がついてる
座席: 2 by 2

購入してみて

納車日、砧公園にて

超楽しいです。

どこのガソリンスタンド行っても褒められるし、ロータリーエンジンの吹き上がりとターボの爽快感、たまんないです。コーナーのハンドリングも最高ですね。重心設計とホイールベースの賜物でしょうが、ハンドルを切ったら切った分だけブレることなく素直に鼻が突っ込んでいきます。

もちろん弱いところも全然あります。低速トルクが弱すぎて街中で発進するとよっぽど踏まない限りみんなに抜かれるとか、燃費が超悪い(下道で3km/L, 高速で10km/L程度, しかもハイオク)とか。

でも、そんなの全部許せてしまうくらいいい車です…

基本休日ドライブ勢ですが、4ヶ月で6000kmほど転がしました。

購入後4ヶ月のトラブル一覧

友人のBMW Z3と大黒にて

32年前と、立派な旧車の部類に入る上にロータリー車ですので、いくら車素人な自分でもトラブルはいっぱい起きることは覚悟していました。ので、以下にあげる話もまあ大した話ではないんですが(しかもだいたい自分の無知によるもの)素人的には需要のある情報かなと思うので記録しておきます。

その1. バッテリー劣化

納車2週間で早速エンジンがかからなくなって泣いた。

これがロータリー車にありがちなプラグ被りってやつか!?と疑ったものの原因は単にバッテリーの劣化だった。確認するとなんと7年前のバッテリーだった、そりゃ電圧足りなくもなるわ。

車検を通ったばかりの中古車でもバッテリーは全然古いかもしれないのでみんなも購入したら確認しよう。

詳細はここにメモしています。

その2. エンジンオイルの残量がなくなる

これはロータリー車特有のもの。

エンジンの構造上ロータリー車のエンジンオイルはガンガンに減っていくのでこまめな残量確認と補充が必要です。

宇都宮ドライブの帰宅途中(ガソリンスタンドは閉まってる時間)に警告灯がついたのでだいぶ焦った。

その3. サイドブレーキを下げても警告灯が消えない

実はサイドブレーキが下がり切っていない時以外にも、ブレーキオイルが減っている時も警告灯はついてくれるのです。つまりトラブルじゃなかった。

ボンネット開けてみたらブレーキオイルがミニマムの位置まで減ってました。オートバックスで補充で解決。

その4. ABSハイドロリックユニットの死(現在進行形)

その3. の続きです。実はオートバックスで補充では解決しておらず、ABSハイドロリックユニットから継続的にオイルが漏れてしまっていることが判明…

すでに生産廃止のこのパーツ。外部パーツが見つかればいいですが、見つからなければABSを殺すと言う手段での修理になりそう。今度ショップに持っていく。

終わりに

千葉県は鴨川にて

現在進行形のトラブルで締めたのでなんか悲しい雰囲気になってますが、自分の車を買って走らせるのはそんなん全部どうでもよくなるくらい楽しいです。マジで。

後、そんな変な車買わなければ別にトラブルも起きないはず。個人的にはトラブルが起きるたびに車に詳しくなれるのでもはや楽しんでる側面すらありますが。

それでは、皆さんも良きカーライフを。

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Written by KeijiroToyoda

デザインに多少詳しくて、サイバーセキュリティの仕事をしています